鍋田備忘録

自分用垂れ流しメモ。

つづくバンド@下北沢CLUB Que

つづくバンドのライブに初めて行ってきました。

音楽と人」の金光編集長のライブレポ&インタビュー記事を読んでから、なんとなく気になっていたバンド。8月末にYou Tubeで「メロス」のMVを見た瞬間、「これは生で聴かなくては!」と衝動に駆られて取ったチケット。結果としては行って良かったです。もう、めちゃくちゃ良かった。帰り際、気付いたら物販でアルバム買っちゃってましたもん。

 とりあえず自分の記録も兼ねて、うろ覚えながらも箇条書きでメモを残します。私自身にしか伝わらないであろうただの感想文。本人でも読み返す気が起きない程(無駄に)長いので、仮に検索で辿り着いてセットリストだけが知りたいなんて方はこちらのサイトをご覧になる事をお勧めします。

 

2013.09.16(月・祝日)

Anniversary of 19th CLUB Que

Shimokitazawa DAIZAWA RECORDS presents live episode 2

″撃・DAIZAWA SHOOTING!″

つづくバンド-oneman-

@下北沢CLUB Que

【開場時間】18:30 【開演時間】19:10頃 【終了時間】20:30頃

 

【セットリスト】(Live Fansより拝借)

01.眠らぬ街の眠れぬ夜

02.革命を

03.世界が終わりを告げる夜に

04.水中

05.夕暮れ(新曲、都筑さん弾き語り)

06.唇

07.堕天使は憂鬱

08.LOOP

09.虹のふもと

10.未来のバトン

11.僕らの夜明け

En.

12.桜

13.メロス

 

【会場の様子と開演までのあれこれ】

・18:15頃に会場到着。入口前で時間つぶし。

・開場時間になったので並ぶ。整理番号順でなく、来た人順で階段 に並んでいる状態。

・入場する際にフライヤーと、事前にHPで告知されてた未発表音源のCDを受け取る。

・確保した場所は下手側後方、P.Aブースのちょっと前。

・開演時間前には結構人埋まってた。キャパの半分以上の人は確実に入っていたはず。

・客層の男女比2:8ぐらいかな。椿屋・中田裕二のライブと同じくらいの比率。10代後半~20代ぐらいの年齢がほとんど。

・物販で売ってたTシャツを着用している人もいたけど、ほとんどの人が普段のおしゃれ着の格好でした。ヒールの高い靴履いてる人もちらほら。(かくいう私も最初から後方で観る気満々だったのでブーツ)「Tシャツ!動き易いパンツ!スニーカー!首にはタオル!」みたいな「臨戦態勢」な人は目立たなかったです。客層の雰囲気そのものはまだ固定化されていない様子。デビューして1~2年ということを考えれば当然かな。

・開演時間の10分前くらいからローディーさんが出てきて準備開始。最終的に10~15分押しで始まったんじゃなかろうか。

 【LIVE本編メモ】

・フロアが暗転してメンバー登場。その時の客の反応は小さめ。こういう静かな出迎えのライブは久しぶりで新鮮。

・この日のライブ、私にとってほとんどの曲が初見&初聴きの状態だったので、具体的にどの曲がどうだったとは書けません。今手元にあるアルバムちょこちょこ聴いて照らし合わせて雰囲気だけ思い出しながら、ただ思った事を書いていきます。

・まず最初、バンドの音が凄く良かった。「眠らぬ街の眠れぬ夜」のイントロ、ギターリフの後にバンッと音が鳴った瞬間、ちょっとテンションが上がりました。格好良い音してたなぁ。何だろう、たぶんまだ粗削りな部分とかたくさんあるんだろうけど、とにかく聴いていて心地がいい演奏でした。想像していたより全然まとまっていて、でも音自体は「綺麗にまとめてますね」って感じではない。無骨な感じ。それぞれの楽器が主張する場所はきっちり主張してたし…。うーん、うーん、上手い表現が浮かばない。

・この日、サポートで入っていたベースの方が結構ベテランな方らしく、聴いていてもの凄く安定感のある低音だった気がします。そのおかげもあるのかな、あのしっかりした音。身体を小さく揺らして演奏に身を預けるのが気持ち良く感じる瞬間が何度かありました。

・たぶん「水中」だったと思うけど、あのギターソロ良かったなー。

 

・次はボーカルの都筑祥吾さんの歌声。伸びと声量があって、想像以上に力強く、バンドの音に負けない存在感を持った声でした。変に崩したり癖をつけたりしていない唄い方で、初めて聴く曲でも歌詞をしっかりと認識しながら聴けた。こういう、歌詞を丁寧に唄ってくれるボーカリストは好きです。高音のところとか、かすれてたりちょっと音外れてたりもして、「あれあれ?」と思うところもあったけど。

・都筑さんが客一人一人にしっかり目を合わせて唄っていたのが印象に残りました。しかもその一人に対しての時間が長い。私がいた方向にも目を向けられたように感じた瞬間がありましたが、その際都筑さんの気迫に押されて、キョドって思わず目を泳がせてしまったよ。あれ、目を見続けられる人っているんですか。単に私にその耐性がついていないだけでしょうか。田淵さんの他にあんなに目を見開いているバンドマン、久しぶりに見た。

・目を見開くと言えば、その目のまま都筑さんが自分のこめかみに銃口あてる仕草してる曲、格好良かったです。赤のライトが似合ってた。ミニアルバムに入ってる曲かな。

・新曲を弾き語りで披露。その間都筑さん以外のメンバーはステージから一旦捌けてました。ギター一本でしっかり唄って聴かせられるボーカリストは好きです(2回目)。今、この音源聴きながら書いてますが、優しくて寂しい曲です。どこかに歌詞掲載希望。そういえば、どこかで「歌詞間違えた」っておっしゃってましたな。

・変な例えだけど、コップ一杯に溜めた水を振動だけでこぼそうとしているのを横から見ているような、そんなじれったさを感じる人でした、都筑さん。衝動とか憤りとか、何とかして表現しようといている様がそんな感じ。

・「大切な曲をやります」と言って演奏した「未来のバトン」を唄う都筑さんがひたすら格好良かった件について。この曲良かった!本当に良かった!!この日のライブで一番印象に残った曲です。

 

それではみなさま 退屈な日々を この歌で変えてあげましょう

君の悲しみも 溢れる幸せも 俺が歌ってやるからさ

 

この歌詞を書いて、観客の前で歌ってくれているというだけで、都筑さんに力一杯拍手を送りたい、そんな気分になった。

・本編のラストの曲だったと思いますが、それまでの少し怖い表情とは一変して都筑さんが若干穏やかーな表情になってました。ほんとに若干ですが。にっこり笑うとかではないんだけど、「あ、ちゃんと楽しんでる部分もあるのね」と安心できる顔。

・どこかのタイミングで、2月2日に同じくQueでワンマンが決まったことが都筑さんの口から発表されてました。これまた客の反応小さめ。デビューしたてのバンドのライブの雰囲気ってこんな感じなのかー。私自身反応しきれてなかったけども…。

・私、今回のライブは「メロス」を聴くためだけにチケット買った人間なので、アンコールラストにやってくれた時には実際その場でちょっと飛び跳ねるくらい喜んだんです…が、都筑さんの声があまり出ていなかったのがショックでした…。それまでが良かっただけに、最後に不完全燃焼というか、ちょっと残念。今まで他にライブを観たことがないので、これがいつもの事なのか、はたまた調子が悪かっただけなのか判断できない。どうなんだろう。

でもライブ版の「メロス」格好良かったです。Bメロらへん、特にリズム隊が音源よりもタメて演奏してましたよね!あれ好きだなー!(興奮)あの演奏に都筑さんの歌声がどーんと乗っかったら相当迫力あるんじゃなかろうか。

・あと、ここで正直に懺悔します。私、このライブ中に計3回程泣いてました(苦笑)。しかも最初は1曲目のサビらへんという早い段階から(!)完全に不意打ちで、瞬きしたら落涙してたー!という感じだったので、自分でも驚き。しっかし1回につき1粒どころか、4粒5粒も流れ落ちたのには焦った、マジで。情緒不安定なのかと思った。少し涙ぐんだどころの話じゃないですね。いやー、気持ちの悪い客で申し訳なかった。まぁ誰も見ていやしないからいいんだけどさ。

とにかく、バンドの演奏と都筑さんの歌声に耳を傾けていたら、泣けて泣けて仕方がない瞬間があったんです。何だったんだろう、あの感覚。

 

・何だかんだ書いてきたけど、本当に行って良かったと言えるものでした。ライブの出来うんぬんというより、出逢えた衝撃からそう言ってしまう感じ。正直、あんな格好良いバンドだとは思っていなかったんだぜ。

ライブが良いバンドは良バンドの証拠です。ハマりそうで怖いです。というか、こんなに長く感想文書いてる時点で既にハマったも同然かも(笑)

・そして、ライブ中に3回も涙した意味が未だ謎なんですが。自分の中でまだ上手く噛み砕けていない現象。ほとんど曲も知らないバンドのライブで泣くとか、初めての事でした。ただ、つづくバンドの曲に感情を強く揺さぶられたのは確かで。とりあえず今は撮影されていたビデオが公開される事を祈りつつ、配られた未発表音源と、物販で購入した「眠らぬ街」をずっとリピートします。既にAmazonさんでミニアルバムもポチりましたし、この様子じゃまたライブ行くと思われ。